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イオン液体研究会
第8期代表
代表世話人メッセージ

萩原 理加
(京都大学 エネルギー科学研究科  教授)

大野弘幸先生の後任として研究会代表世話人を仰せつかりました。
イオン液体研究会は2004年に発足し,研究会の初代代表世話人は濱口宏夫教授(第一期),2代目は渡邉正義教授(第二・三期),3代目が西川恵子教授(第四,五期),4代目は伊藤敏幸教授(第六期)でした。5代目が大野弘幸先生で,第七期の代表世話人を務められました。私は第八期の代表世話人ということになります。
2004年に発足以来、多くの可能性に魅力を感じて集まったイオン液体研究会の会員数は現在277名(正会員165名(アカデミック135名,産業界30名),学生会員112名)に昇り,加えて賛助会員企業17社を数えます。
20世紀前半に登場したイオン液体ですが、今日の隆盛が始まったのは1990年代の初頭あたりかと思います。それから約30年経つわけですが、その間多くのイオン液体が合成され、研究者の手に比較的容易に高純度のイオン液体が試薬として手に入るようになりました。このことがこの学界を飛躍的に発展させた原動力になったと考えています。今ではイオン液体を対象にしている研究者のみならず、多くの分野でイオン液体を使う研究者が増えています。イオン液体の社会実装もいろいろな分野で、少しずつですが、進んでいます。ただ、学問的には、まだ未知の分野も多く、イオン液体ならではの応用の決定打も出ていません。そのことが逆に、多くの研究者をいまだに捕えて離さない、イオン液体の魅力なのでしょう。イオン液体研究に多くの実績を積み重ねてきた当研究会が、さらなる大きなブレークスルーを生み出すことを願ってやみません。